結果から言うと、違法ではありません。
オンラインカジノが違法なのではと不安に思ってしまう方は
「日本はギャンブルが禁止だから。」
と考えているのではないでしょうか。
パチスロ・競馬・競艇・宝くじもギャンブルです。
なぜこれらのギャンブルはOKで、オンラインカジノは違法と感じてしまうのでしょう。
オンラインカジノが違法ではない理由
他のギャンブルが違法とならない理由と、オンラインカジノは違法ではない理由は異なるので両方解説していきます。
競馬・競輪・競艇・オートレース・宝くじ
日本では国が認めた「公営ギャンブル」はOKとなっています。
公営ギャンブルには競馬・競輪・競艇・オートレース・宝くじが含まれ、公的な団体が運営しています。
パチスロ
パチスロに関しては、パチスロ店・両替所・景品問屋の3点方式をとっており、「パチスロ店では換金されていない」こととなっています。現金を賭ける場合は違法になるためです。
カジノ
カジノはオンラインカジノとランドカジノに分けることができます。
ランドカジノ
マカオやラスベガスなどにあるように、店舗を構えるカジノをランドカジノと言います。
日本にもカジノができるかも?というニュースが出ていますがこちらはランドカジノの話です。
IR整備推進法案
日本ではランドカジノを作って運営することが禁じられてきましたが、2016年にIR整備推進法案(カジノ法案)が可決されました。(IR=Integrated Resort の略で複合観光集客施設、つまりレストランや映画館、スパなどが一体になっている施設のことです。)
ラスベガスやマカオもカジノだけでなく複合施設があり、たくさんの観光客を集めています。
このような施設を建設して外国人観光客を呼び込もう!という法案です。
カジノが含まれているのでカジノ法案とも呼ばれていますが法案の中心はカジノではなく、複合施設の話なのです。
オンラインカジノ
オンラインカジノはインターネット上にあり、実際に店舗は構えていません。
オンラインカジノサイトは海外でライセンスを取る海外サイト。
つまりインターネットで海外サイトにアクセスしプレイしています。
現在の法律でこの形態のビジネスを裁くことができません。法律がないのです。
オンカジは違法ではありませんが、合法でもありません。グレーゾーンと言われています。
オンカジは違法ではないと確認された事例
オンラインカジノ界では有名な事例ですが、弁護士津田先生が担当された案件です。
オンラインカジノをプレイしていた人たちが「賭博罪」の容疑をかけられた際、彼らの殆どが略式起訴という軽い罰金刑を打診され、受け入れました。
しかし、そのうちの一人がその刑に納得がいかず、津田先生に弁護を依頼しました。
結果、「不起訴」とななりました。
検察が手を引いた、つまり、オンラインカジノを日本でプレイすることを違法だと証明できないと判断したのです。
オンラインカジノで逮捕となっているニュースは、
- 大事になりたくないから略式起訴を受け入れているケース
- インカジのケース
です。
このオンラインカジノプレーヤーを略式起訴のケースとインカジのケースをテレビでちらっと見た方はオンラインカジノを違法だと思ってしまう流れができているのです。
インカジは違法です。お気をつけください。
インカジとは
インターネットで遊べるカジノゲームを日本国内の店舗で行うことです。入金や出金をその店舗ですることです。
これは違法なので、逮捕されニュースなどにも出ます。
オンカジとインカジの違い
オンラインカジノとインカジの大きな違いは、胴元の所在地です。
オンラインカジノの場合、胴元と呼ばれる入出金をしてプレイする場が海外にあるということです。その国では合法でライセンスも取得されています。
他国で合法なカジノに遊びに行ったプレーヤーが日本で処罰されるのはおかしいということです。
オンカジは違法ではないので、現在、日本人もオンラインカジノをプレイしていますし、ユーチューバーもいます。
勝った勝利金から日本に税金も収めています。
オンカジが違法ではないまとめ
日本でオンラインカジノをプレイするのは違法ではなく、また合法でもありません。
違法とする法律がないというのが現状で、多くの専門家がグレーゾーンとしています。
さまざまな見解がありますので、参考にしていただければ幸いです。
オンラインカジノはギャンブルです。18歳以上(カジノによっては20歳)であることをご確認いただき、中毒にならないように気を付けましょう。